パイロットの航空適正試験 ~Situational Behavior (特定の状況下における行動パターン)~
皆さんこんにちは、Richardです。
前回はパイロットの適性試験の概要についてご説明しました。
今回から、それらを一つずつ深掘りしていきたいと思います。
Situational Behavior (特定の状況下における行動パターン)の試験内容
こちらは、皆さんが普段どのような行動パターンをとっているのか測るものです。
全36問構成で時間制限はありません。
ご説明するより、どんな質問があるのか見た方が早いので以下の画像をご覧ください。
一番上に記載されている問題を意訳すると下記のようになります。
他者と比較した際に、あなたはどのような行動をする傾向にありますか?
周りにいる人と比べて、あなたがどのような行動をする傾向にあるのかをバーのスライドを動かして示しなさい。
そして、今回の設問を翻訳すると下記のようになります。
他の人が不公平に扱われている時、私はすぐに介入・仲裁する。
問題文にある通り、回答するときは自分自身を絶対的なもので測るのではなく、あくまで他者と比べてどうあるかを想像して回答します。
今回の場合、ご自身が他者と比べて介入・仲裁する傾向が強ければ、オレンジのスライダーを真ん中より右にスライドさせましょう。他者と同じくらいかなと思ったらオレンジのスライダーを真ん中に位置させ、他者と比べてあまり介入しない方だなと思ったらオレンジのスライダーを真ん中より左にスライドさせます。
このテストには正解・不正解というものはありません。
ただ、回答を着飾ったり、回答時間があまりに長いと、人為的な回答操作が行われたのではないかとして扱われてしまいます。「馬鹿正直に回答するのは良くないかな」と思っても、正直に回答していきましょう。
他にも以下のような質問がありましたので、紹介しておきますね。
I always tell the truth, even if it is to other’s disadvantage.
訳:その人にとって不利益なことでも正直に発言する。I often think about how my behavior affects others.
訳:自分の行動が他者にどう影響を及ぼすかを頻繁に考える。
英語自体はそんなに難しいものではないので、どんどんスピーディーに回答していきましょう。
次はパイロットの航空適正検査 〜Work-related Interests and Motives (職場における興味関心および動機)〜について解説していきたいと思います。
このブログが皆さんのお役に立てますように。
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